新築・リフォーム工事を生業として
おります、住まいのトミタです。
今回はリフォームの現場を少し
します。
昨年の9月より、コツコツと大工さんが
工事をしてくれていました網野町の
現場が、ようやく完成を迎えました。
もともと、あまり使われていなかった空間を
お施主様の発案により、まるで古民家再生
のような劇的リフォームができました
玄関入口の引き違い戸は、細めの縦格子
をいれたガラス入りタイプ。
格子と枠は黒く塗り上げ、古民家風に
丸太の梁や、昔のケヤキの立派な梁が見える
空間に合うデザインを考えさせていただき、
それを建具屋さんが、上手に形にかえて
くれました
シンプルな作りですが、空間にマッチして
とてもカッコよくみめましたよ
床板・腰板とも、ダークな質感の材料を
選定していただきました。
先ほどの引き違い戸をあけて、一歩室内へ
踏み込むと、そこには立派な梁と、大きな
吹抜け空間が広がっています。
梁を利用して、ベースライト・ショップライトを
取り付けて明るさを演出しています
少しわかりづらいですが、吹抜けということで
ストーブの暖気を抑えてやる効果を期待して、
プロペラファン付きの照明器具が天井には
設置されています。
こちらもうまく馴染んでいますね
そして、オープン階段をあがると
す、素敵な空間が広がっています
壁は城壁なので、左官屋さんの手塗り仕上げ。
見えている梁はもともと小屋といって、天井の
裏側で隠れて眠っていた部分なのですが、
こちらも丁寧にダーク色で塗装仕上げを施して
存在感ありつつも情緒ある雰囲気を演出
する上で主役となりました
落下防止の手すりも、杉材を使って、
少し透かして仕上げました
同じように杉板で貼られた天井も、いい感じで
木目が独特の安らぎをあたえてくれます。
とってもいい感じです
施主様はこの空間をゲストルームに
される予定。
うらやましいようなゲストルームです
お引渡し後、私も立ち寄らせていただこうと
今から楽しみなです。
何年も築年数が過ぎていても、
このように素敵なリフォームもできます。
今日まで家を支えてくれた、柱・梁・小屋
も、手をいれてやれば、空間の主役に
なりえます。
ある大工さんが言ってました。
「木が喜ぶようなリフォームをすること」
そんな言葉を思い出しながら、
現場をあとにしました。
古民家のような雰囲気を持たせた
リフォームをしたい!そんな方は是非
ご参考いただければ嬉しいです。