物をつくる仕事というのは
おもしろいものだといつも思う。
色んな業種の製造業があるなかで
自分は「家をつくる」という仕事に
ついて21年になる。
本当は現場に出て木工事をする
「大工さん」になってみたかったが
当時弊社は営業マン・設計士不足
だったこともあり、そっちの道をすすむ
こととなった。
営業、設計また経営の道は大変なことも
本当に多いが、それなりの醍醐味がある。
それはそれでいいのだが、、、
やはり今でも大工さんたちをみていると
自分もやりたいなと思う毎日・笑
で、すこし時間があろうものなら、
「僕がやるわ!」みたいな感じで
密かに狙っています
先日そんな自分にチャンス到来!?
現在進めている新築の基礎工事で
特殊な納まりがあるので、どうしても
新しい木製の型枠が必要になった。
本来基礎屋さんがつくるのだが、
時間的な余裕がないので、どうしよう?と
業者さんから申し訳なさそうに相談があった。
「あ、じゃあ僕がつくるわ。」
と2秒で承諾。
リーダーたるもの判断は早いほうがなにかとよい。
で、引き受けることになったのだが、
ここからが大変だった・笑
基礎も進んでいくので、与えられた猶予は3日。
もちろん営業準備・設計業務・アフター業務は
山盛り!!!
さあどうする??
とりあえず1個作ってみた。
最初の1個は30分かかった。
これではだめだ、もっと早く作らないと
とても間に合わない。
いったん作業工程を考えて、作業フローを
自分なりに工夫してやっていくと、
3セット目には18分で作れるようになった。
必要個数は23セット。
やれる時間は通常業務の仕事前と仕事を
終えてから。
ただし、あんまり早い時間や夜遅くは
ご近所さんの迷惑になるのでNG。
つまり、本当に限られた時間。
大工さんに手伝ってもらおうかとも考えたが
● やり始めると、まあ面白い
● 途中で助け船を呼ぶのは自分に負けたことになる
● それにしても面白い(笑)
こんな理由から、根性出して
やり切りました。終わるころにはまあ手際よくなり
1個つくるのに15分をきっていた。
うちの上岡大工さんはよくいう
「上手になってきた頃に終わる」と。
なるほど、このことかと納得。
時間がないなか、半分無理して取り組んでみたが、
やはり材料に向き合い、考えながらひとつのものを
つくることは面白いと感じた。
大工さんや職人さんは、こんな仕事よりも
もっともっと高度な仕事を日々している。
羨ましいぞ!!!笑
で、無事型枠も間に合いまして・・・
現場で活躍してました
コンクリートも天気の良い日に打ててなにより。
たまたま現場事情から受けてしまった型枠づくり。
時間的に大変でしたが、やっぱり木工事はおもしろい。
改めてそんな実感をもちました・笑