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選ぶおもしろさ

自分の家を建てた10年前、
当時は新建材を多く使っていた。
その流れで我が家も床と天井は
無垢材を使ったが、内装建具は
すべて新建材でハイドアとした。

施工性がよく、工期も早い。
大工さんによる仕上がりの違いが
でにくい。少し経験があればできる。

新建材のよさはこういったところ。

一方で、ひとつのドア一本に対して
施工図を書いて仕上げるハンドメイドの
建具を「造作建具」「製作建具」とよぶ。

空間の仕上がりをイメージして、使う
樹種を選定して建具屋さんと一緒に
なってその場の納まりを考え、つくる。

もちろん時間もコストもかかるが、
美しい木目の表情、感じられる温かみは
なんともいえないものがあります。

家を計画するときになにを重視するか?
コスト面、性能面、住まい心地、
自分たちだけの価値観は色々あります。

わたしたちの会社は、「住まい心地」に
こだわっています。
表現の仕方はいろんなやり方がありますが
毎日の経験、研究のなかからいまできる
最高のパフォーマンスを日々心掛けます。

そのひとつで、場面を考え材料を選定することに
この頃すごく面白さを感じています。

先日お引き渡しをさせて頂いた施主様の
造作TVボードの材料が工場へはいってきた。
今回の樹種は広葉樹を代表するケヤキを選んだ。

見るからに質感に重さと硬さがあるが
それでいてゆるい曲線をもつやさしい木目がいい感じ!

これをうちの監督・今西名人(大工歴30年・羨ましい)
に料理してもらいます・笑

手触りもツルツルで、
きもちいいです。
完成が楽しみ!

材料は弥栄町のKUKUさん(福田工務店)さんより
お世話になりました。
木に関してかなりの博識で、温厚な福田社長さん、
いつも無理を聞いて頂きありがとうございます!

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