ご新築中のお宅に
木製デッキ施工のワンシーン。
木製デッキに憧れはあるけれど
耐久性やメンテナンスを考えて樹脂製を選ぶ方も
少なくはありません。
弊社もさまざまな樹種を用いて
デッキを築いてきましたが、わずか
数年で朽ち果ててしまったという経験も
たくさんしてきました。
でも、やっぱり木がいい。
そして、出会った樹種が「ウリン」
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ウリン
別名“アイアンウッド(鉄の木)”
その名を冠する通り、堅く耐久性に優れ、
「100年もつ」とも言われる。
もともとインドネシア、マレーシアといった
東南アジア海辺に生息していることから
湿気や海水に強く、桟橋や海岸線のウォークデッキなど、
国内の公共工事に多く使用されています。
■ウリンが使われている施設例
・ディズニーシー
・松山空港
・横浜ベイサイドマリーナ
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水がかかる屋外でも腐らず
ノーメンテナンスで長持ちするといった
まさに丹後の気候風土に適した
ウッドデッキに最適な樹種の一つです。
ただし、木の持つ特性上密度が高いため、
非常に硬く、加工性はよくありません。
とはいっても、デッキであれば
そこまでの加工も必要ありません。
プロにかかれば、、、
手すりまで総ウリンです。
しかし、さすが「鉄の木」
写真手すり部分は巾2.5mほどですが
大人3人が顔を真っ赤にふんばって
ようやく持ち上がるほど重たかったです。
(私も加わりましたが、戦力にならず。。。)
出来上がったデッキへ
わが子を見守るような眼差しを送る
上岡棟梁。
「ええ~デッキができたな~」
手すりに手をかけ、くつろぐご家族のワンシーンを
思い浮かべ、ニヤける私でした。
冨田 健吾