京丹後市の工務店 住まいのトミタ

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土地を知る

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これから設計に入る建築予定地。
敷地の一部にある法面(傾斜面)に生い茂った
草木の伐採を行いました。

隣の土地との高低差や傾斜面の距離は
建築上非常に重要な部分。
測量図から読み解ける部分はありますが、
草木の状況により目視できないこともあります。
今回のように。

土地全容を目視、体感して、敷地を知る。

分譲地のように整備されていない土地で
計画を進めていくうえでは、特に重要なことです。

草刈りを行い、全容をさらに理解することができました。

 

背の高い草木も併せて伐採したことによって
この土地が持っている特別な景色を
一望できるようになりました。

2方に面する田んぼよりも高台になっているので
豊かな田園風景を一望できます。

あ~良い土地だな~と。
流した汗さえ気持ちよく感じる。

さあ、この景観を取り込み、自然に寄り添い暮らす。
そんな計画を進めていきます。

 

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法面(傾斜面)について少しお伝えします。

敷地一部に法面がある土地は、
分譲地においても存在します。

そういった場合、【法面の下までが土地】という
ケースが多いですね。

 

このように。(※画像引用)

 

法面をどうするか、
・そのままの状態にする場合
→芝や防草シートを張ると、見た目も良く雑草対策にもなります。
・土を入れて敷地をめいっぱい活用する場合
→上記画像のように法面の分だけ活用できる面積は狭くなっています。
その部分も敷地の一部ですから、土を入れて有効面積を増やすのも選択の一つ。

 

このように。(※画像引用)

 

土を入れる場合は、土が崩れないように、
コンクリートやブロックで壁をつくる【土留め(どどめ)】を
セットで考えましょう。

ただし、この方法をとる場合は、
土を入れる高さや土留め壁の高さによって、
確かな強度が求められ、事前に申請が必要になる
ケースがあります。

万が一、土が崩れてしまうと、隣家や隣地の方に
危害が及ぶからです。
年々そういった規制も厳しくなっています。

申請が必要かどうかは窓口(建築指導課)もしくは
工事依頼先へ確認してください。

 

私たちトミタは、
時には草刈りも行う気概をもって
土地選定からサポートさせて頂いています。

 

冨田 健吾

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