ご主人:実家が広い家で、父がひとりで住んでいたんです。 新築も考えましたが、結構な金額がかかるし…。 「家があるなら、うまく使えないかな」と思ったのがきっかけでした。 もともと、旅館っぽい和風の家が好きだったので、家を建てるならそういう家がいいなと思っていました。 でも、今はなかなか材料も集まらないし、費用も高い。 それなら、この家を活かしてリノベーションできたらいいな、と思ったんです。
奥さん:リノベーションに対応できる工務店さん自体が少なくて、探し回りました。 上の子どもが0歳のときで、私がその子を抱っこしながら色々回ったんですが、断られたり、「時間がかかる」と言われたり、逆にすごく営業されたり、ほんと大変でした。なかなかピンとくるところがなかったんです。
そんな中、トミタさんに電話したら、一つ返事で家まで来てくれて、ありがたかったです。 話をしっかり聞いてくれて、その後の営業も無いとのことで、「いい意味で断りやすそう、図面をお願いしても大丈夫かな」と思えました。
友人がトミタさんで家を建てていたので、「木を使った家づくりがいいな」と思っていたのもありました。
ご主人:私はもともと「家」が好きで、興味があり、仕事柄、家を見回る仕事をしていたこともあって、トミタさんの家づくりを知っていました。 それもあって、お願いしようと決めました。
図面を作るときも、無理なところは無理(基礎からさわらないといけなくなるので、予算がすごく上がってしまうなど)と言って、きちんと伝えてくれて、別の提案をしてくれるので、安心感もありましたね。 図面も予算も自分たちが思っていたのとぴったりで、要望もしっかり聞き入れてもらえました。
奥さん:都度、家まで来てくださって、直接部屋を見ながら打ち合わせできました。 上の子もまだ小さかったので、家に来てくださったのでほんと助かりました。
ご主人:事務所に行ったときも「見ときますよ」と言ってくださって、親だけで集中して話ができたのもありがたかったです。
奥さん:実際に家を見ながら「ここをどうしましょうか?」と一緒に考えてもらえたので「一緒に家づくりをしている」という感覚がありました。 だんだん私たちの好みもわかってくださって、壁紙や照明も「奥さんこういうの好きそうですね」って、提案してくれたのも嬉しかったです。
神戸まで照明を見に行ってくれたりもしました。 家も完成間近の頃、打ち合わせ中に、下の子の陣痛がきて、そんな瞬間に一緒に居てもらえて、なんかライフプランを盛り上げてもらえたような、特別な感覚があります。
ご主人:古い家だったので、高さが低いことが気になっていました。 自分は背が高いので「通りやすいようにできるかな?」って。以前は、天井が頭にあたるので前屈みで、廊下や部屋の中を歩いていました。 ダイニングも段を下げて高くしてもらったり、工夫してできるところは全て高くしてもらえました。
奥さん:古い家なので、とにかく耐震が気になっていましたが、模型を持ってきて丁寧に説明してもらえたので安心できました。
ご主人:あと、断熱性も気になっていましたが、しっかり断熱材を入れてもらえたので、冬でも暖かく快適です。 昔は寒くて耐えられなかったのに、今はエアコン1台で2部屋くらい十分暖まります。
ご主人:木の種類には特にこだわりました。もとの家に合うような木材を選んで、和風な雰囲気を壊さないように意識しました。
奥さん:この家のシンボルみたいなものを作りたかったので、もともと壁だった場所に「飾り窓」をつけてもらいました。 この家のシンボルになるような窓が、自分たちでは見つけられなかったのですが、トミタさんに探してもらえて、実現できてすごく気に入っています。 古い扉もそのまま残してもらって、旅館のような雰囲気に仕上げてもらいました。
奥さん:外壁は、全体を白く塗ってもらいました。 両サイドのトタンも木に変えてもらって、すごく素敵に仕上がりました。 友達から「お城っぽい」と言われたのが、嬉しかったですね。自分たちもそう思います(笑)
旅館みたいな雰囲気を壊さないように、テーブルとキッチンの間には、キッチンを隠すようにカウンターを作ってもらいました。キッチンとテーブルの間の仕上げは、木製にするのか、かなり悩みましたが、 最終的にモルタル塗りにしてもらって、すごく気に入っています。 一枚板のテーブルも映えさせるようになりました。 マグネットボードも、パッと見ただけじゃわからない自然なデザインで、めっちゃ便利です。
ご主人:アパートに住んでいたときとは、広さも動線も全然違います。ぐるぐる回れる間取りになっていて便利ですし、家族が見渡せるので、家族みんなで生活している感じがいいです。 広い和室もあって、1人になりたいときはそこでゆっくりできたり。 本当に、ストレスがなくなったと感じています。
奥さん:子育てもすごくしやすいです。今、育休で休んでいるのですが、自分の好きなデザインで作ったので、この家が好きでずっと家に居ます。 最初は収納が大丈夫かと不安だったのですが、収納もたっぷり作ってもらったので、いまは収納だらけ(笑)。片付けもラクになりました。子どもたちも、自分たちでおもちゃを使い終わったら直ぐに片付けてくれるようになりました。 こちらの収納には、着物用の棚も作ってもらいました。
奥さん:やっぱりキッチンですね。 片付けが苦手だったので、ステンレスにしてスッキリと、多少汚れても味になるかと。背面にはパントリーもあって片付けやすく便利です。 床も無垢だと水に弱いと教えてもらって、フロアタイルに変えてもらったので、水にも強くて掃除しやすく助かっています。 もともと料理が苦手だったけど、今は、ずっとキッチンに居ます。 アパートはちっちゃいキッチンで、、。
奥さん:広い家に、自分たちの好きなデザインでリノベーションできたことで、 子育てにも心に余裕ができたと感じています。
子どもも下の階を気にせず、走り回れます。 アパート時代は、キッチンに居ると子どもに目が届かず、ティッシュをめっちゃ出されたり、ずっとイライラしていました。 今は、この広さと、家族を見渡せる安心感があって、生活全体が落ち着きました。
以前は、イライラして(ご主人と)いつも喧嘩をしていましたが、今は喧嘩も減りました。 また、この家になってから、招きたい、見てもらいたいと思うようになりました。以前は、片付けないといけないし、人を呼びたくないタイプだったけど、今は友達にも「来たら来たら」と言って誘っています。広いし、子ども達も遊んでもらえるし。 生活の変化がすごいです。
ご主人:ゴルフや野球が好きで、玄関が広いので、ゴルフバッグを置いてもストレスが無いです。
奥さん:2人共野球観戦が好きでグッズが増えたり、私は収集癖もあって、ものが増えるんですが、収納をたっぷり作ってもらったので、スッキリしまえてありがたいです。
奥さん:今は子ども達が小さいので、物が置けないのですが、これから子ども達が大きくなるにつれて、インテリアを増やしたり、植物を飾ったり、保育園で作った作品を飾ったり…。今から子どもが成長していくことに変わっていく家をいろいろ妄想して楽しんでいます。 また、子どもたちが巣立ったら落ち着いた雰囲気にするとか・・。
ご主人:床も、最初は傷がついたら嫌だなと思っていたけど、傷いっても味かなと思えるような生活といいますか、そういう床にしてくださったというのもあるし、経年しても味が出るような、暮らし方をしていきたいな。